FXトレードをしている知人から、「モニターを増やして4画面にしたい」と依頼を受け、設置をお手伝いしてきました。
事前に必要な機材として「モニター・モニターアーム・増設用ビデオカード」をそろえてもらい、当日はそれらを組み合わせてセットアップしていきました。
すでに2台のモニターを使っていましたが、さらに作業スペースを広げるため、追加で2台のモニターを購入してもらいました。写真は新しく届いたacerのモニターです。
4台のモニターをしっかり固定するために、対応するモニターアームを用意してもらいました。
購入したモニターアームは「16軸式くねくね4モニターアーム」というモデルです。4台のモニターを上下2段で設置できるタイプで、位置や角度を細かく調整できるのが特徴です。
トレード環境のように複数画面を並べたい場合に、とても便利なアームです。
各モニターの背面に、モニターアームをしっかり取り付けていきます。VESAマウントに対応しているので、ネジで固定するだけで簡単に装着できます。
机に支柱(ポール)をしっかり固定し、その上からモニターアームを取り付けていきます。重量があるので、支柱の固定位置と天板の強度を確認しながら進めるのがポイントです。初めに下の段のモニターを入れます。
続いて、2段目のモニターを取り付けていきます。上下のバランスを見ながら角度を調整し、全体が自然な視線の高さになるように位置を合わせます。
これで4台のモニター設置が完了しました。背面から見ると、このように上下2段でしっかりと固定されています。このあと、配線をまとめて固定し、見た目もすっきりと仕上げていきます。
続いて、追加した2台のモニターを接続するために、ビデオカードを増設します。
本人はゲームをしないとのことだったので、特に高性能なビデオカードは必要ないため、2台のモニターを接続できる最低限のスペックを備えたモデルを選びました。
静音性の高いファンレス設計で、動作音を気にせず快適に使える点もポイントです。
ビデオカードには、VGA(アナログ)・HDMI・DVI-I の3つの映像出力端子が備わっています。複数の出力方式に対応しているため、古いモニターと新しいモニターを混在させても問題ありません。
ビデオカードは、マザーボード上の拡張スロット(PCI Expressスロット)に取り付けます。しっかりと奥まで差し込み、固定金具でネジ留めします。この時、静電気に注意しながら作業を進めます。
増設したビデオカードの出力端子に、各モニターの映像ケーブルを接続していきます。
すべての接続が完了したら、Windows上でモニターの設定を行います。「画面のプロパティ」からモニターの配置を実際のレイアウトに合わせてドラッグし番号を調整します。
この作業を行うことで、マウスカーソルが自然に画面間を移動できるようになります。
早速、FXのチャートを4画面に表示してもらいました。それぞれのモニターには、日足・4時間足・1時間足・15分足のチャートを表示しています。
モニターの面積が2倍になったことで、各時間足を大きく表示でき、全体の値動きから細かなエントリーポイントまで一目で確認できるようになりました。
こちらは、1つのモニターに4通貨ペアを同時表示した画面です。一度に複数の通貨を確認できるため、マウスで通貨を切り替える手間がなくなり、効率よく相場の動きをチェックできます。
複数画面構成と組み合わせることで、全体のトレンドから細かな値動きまでスムーズに把握できるレイアウトになっています。作業を終えたあと、知人からは、
「以前の2台よりも圧倒的に見やすくなって、監視できる範囲が広がった」
「通貨の切り替え作業がなくなって、とても楽になった」
「4画面にして本当によかった」
と嬉しい感想をもらいました。トレード環境が整ったことで、これまで以上に快適に取引ができると思います。この環境でますます成果を上げてもらえたら嬉しいです。
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