親戚のおばちゃんがお墓参りに行きたいが、腰を痛め長時間の運転が厳しいという事で、運転手兼付き添いとして一緒に行くことなりました。
目的地は茨城県の龍ケ崎市です。川崎市から中原街道をまっすぐ進み、荏原入り口から高速道路に入ります。
高速に入る上り坂がなんとなく“これから出発!”という感じです(めったに高速乗らないので…)。
五反田のTOCビル裏側(右側手前の茶色とガラスの建物)を通り抜けていきます。
竹橋の近くを通過中。周囲にはオフィスビルや大学の建物が立ち並び、まさに都心の真ん中という雰囲気。
東京消防庁(写真中央の白い建物)の横を通過していきます。
東京はいつ来ても、どこかで新しい高層ビルが建てられていて、街がどんどん変わっていきますね。
浜町あたりのカーブを曲がると、スカイツリーが姿を現しました。
刻々と景色が変わっていくのは、都会の高速道路ならではの楽しさです。
浅草のあたりまでやってきました。高速道路から見て右手には、アサヒビール本社ビルの隣にある黄色いオブジェが見えます。
この独特なデザイン、昔から「金のうんこ」だとか「ビールの泡」だとか、いろいろな呼ばれ方をしてきましたが、正式には「フラムドール」と言うらしく「聖火台の炎」を表現したアート作品だそうです。
高速道路から見た浅草の街並みです。赤い欄干の吾妻橋と、その奥に広がるにぎやかな通りが見えてきました。
今日は人が少なめですが、このあたりは観光客も多く、昼間はいつもどこか活気があります。
浅草を過ぎてしばらく走ると、荒川にかかる堀切橋が見えてきました。
広い川面と、その向こうに続く町の風景がどこかのんびりしていて、都心を抜けたあとの空気の変化を感じます。このまま首都高6号線を進み、常磐道へ入ります。
守谷サービスエリアでいったん休憩します。フードコートやカフェも充実していて、ドライブの途中に立ち寄るにはちょうどいい場所です。
少し見づらいですが、サービスエリア内の交通情報モニターです。都心を除けば、どの方面も渋滞はゼロのようです。
常磐道入ってから渋滞なしでスムーズに来れました。
谷田部インターで降りて龍ヶ崎を目指します。途中細い農道を進んでいくと、引っ越し業者のトラックが横転していました。
倒れたトラックのすぐ後ろでスタッフの人が頭を抱えながらうずくまっています。
荷物も一部壊れてしまっているかもしれませんし、これは本当にきつい……。
途中、お昼ごはんを買いにセブンイレブンへ立ち寄りました。知らない土地に来ても、見慣れたお店があると、なんだか安心します。
地方のセブンイレブンでは、地元で採れた野菜や果物が並んでいたり、地域らしさを感じるのが面白いところです。
セブンイレブン前の道路です。このあたりまで来ると、お店の間隔もぽつぽつと広がり、中にはすでに廃業してしまったお店も多々見かけます。
かつてにぎわっていたであろう街並みを眺めながら、少しだけ寂しさを感じます。
竜ケ崎の神社に立ち寄る
竜ケ崎駅近くの神社に立ち寄ります。お墓参りの前にいつもここの神社に立ち寄るとのこと。
浅草の? 薬師堂大修繕記念碑があるのですが、、、
裏には寄付した人の名前が書かれていて、この中にご先祖様の名前があるそうです。名前の下に金20円と書かれてました。
竜ケ崎商店街にあるお花屋さんで仏花を購入します。商店街と言ってもこのような感じです。寂しい。。。20年後とかどうなってるんでしょうか。
お花屋さんの前に、かつてお店だったと思われる建物がありました。入り口の造りに、どこか当時の面影が残っています。
今は静かに時を重ねているようで、街の中にぽつんと立つ姿が印象的でした。
お墓参り
作ってきた料理や果物をお墓にお供えします。手作りのおかずや果物を並べると、少し華やかで温かい雰囲気になりますね。
沖縄では、お供えと一緒に「ウチカビ」と呼ばれる黄色い紙を焚いて、あの世へ送る風習があります。
ウチカビは「あの世のお金」とされており、燃やすことでご先祖さまがあの世で使えるようになるといわれています。
このお墓に眠る方が沖縄の出身なので、その風習に倣ってお供えをしていました。勉強になります。
お墓の横は、広々とした田んぼが一面に広がっています。夕焼けの光を受けて少し黄金色に染まった土の景色が、とても穏やかです。
奥に見えるのは筑波山です。晴れた日にはこうして、はっきりと山の輪郭まで見えることがあります。
まだ登ったことはありませんが、いつかゆっくり訪れてみたい場所です。
一度も行ったことがなかったので、竜ヶ崎駅に立ち寄ってみました。駅舎はとてもこじんまりとしていて、どこか懐かしい雰囲気があります。
人の少ない静かな時間に訪れたこともあって、ゆったりとした空気が流れていました。
駅に隣接している建物には、かつてお店があったようですが、今は閉店しているようです。
静まり返った駅前に、タクシーが一台ぽつんと止まっています。
その後コンビニに立ち寄ったところ、クロネコヤマトのワゴンが止まっていました。
タイヤには、猫の足跡をかたどった白いスプレーがしてありました。仕事用の車なのに、こういう遊び心があるのは、可愛らしいです。
夕食は牛久沼にある「うなぎ専門店 伊勢屋」
色々手伝ったお礼に鰻をご馳走するということで、茨城県龍ケ崎市の牛久沼にある「うなぎ専門店 伊勢屋」に寄りました。
最初は、牛久沼にあるもう一軒のウナギ屋さん「舞鶴家」へ行ったのですが、お休みで、さらに次の候補であった「水神屋」に至っては建物が崩壊してて…
で、消去法で「伊勢屋」になりました。
伊勢屋の店内と窓から見える風景
店内は、昔ながらの昭和の定食屋さんという感じです。貸し切り状態。
窓からは牛久沼が見渡せます。中央付近に写っている崩壊した建物が「水神屋」です。お店の人の話によると3.11の地震で崩壊して、そのままになっているとか、いないとか。
また、新しい道路が出来て交通の流れが変わってしまい、お客さんが激減したとか。厳しい現実です。
そう、食事中に大きなカメラを持った人が前を通ってました。野鳥の撮影でしょうか。
飲み物・ドリンク
膳料理・丼物・鰻料理
天ぷら・持ち帰り
伊勢屋のうな重
迷った末、うな重を注文しました。肝吸い、御新香が付いてきました。
身の厚さは普通で、タレはおいしかったです。通路にはテレビの取材・番組で訪れたタレントの写真が多数飾ってありました。
うなぎ川魚料理 伊勢屋
店舗 | うなぎ川魚料理 伊勢屋 |
住所 | 茨城県龍ケ崎市稗柄町125 |
駐車場 | あり |
Webサイト | なし |
以上で、お墓参りのお手伝いは無事に終わりました。事故もなく(引っ越し屋さんは事故ってたけど…)帰ってこれて良かったです。