
横浜のみなとみらい地区にある「カップヌードルミュージアム横浜」へ行ってきました。
インスタントラーメンを発明した日清食品創業者・安藤百福の歩みや、インスタントラーメンの歴史を紹介する体験型ミュージアムです。
今回は館内の展示を見たあと、オリジナルのカップヌードルも作ってみました。
カップヌードルミュージアム横浜へ入館

館内へ入ると、天井の高い真っ白なエントランスホール。壁の上には巨大なカップヌードルが見えます。
外観も館内もかなりシンプルなデザインです。

奥には幅の広い大階段。木製の階段と白い壁だけという、かなり開放感のある空間です。
ここを上って展示フロアへ向かいます。
インスタントラーメン ヒストリーキューブ

最初に見たのは「インスタントラーメン ヒストリーキューブ」。
壁一面に歴代のインスタントラーメンのパッケージが並んでいます。
これだけ集まると、食品売り場というより一つの巨大な作品のようです。

袋麺からカップ麺まで、とにかくものすごい種類です。
年代順に並んでいるので、見覚えのある商品を探すだけでも楽しめます。

展示の始まりは1958年。
世界初のインスタントラーメンとして誕生した「チキンラーメン」から歴史が始まります。
現在のパッケージとはかなり雰囲気が違います。

1960年代になると種類が増えてきます。
即席焼そば、スパゲニー、冷めんなど、今では見かけない商品も並んでいました。
パッケージを見るだけでも、その時代の雰囲気が感じられます。

昔のカップ麺も展示されています。
現在のカップ麺に慣れていると、文字やデザインがかなり新鮮です。

こちらは1989年の商品。
「SUPER BOIL」と大きく書かれた、かなり印象的なパッケージです。
こういう一時期だけ販売されていた商品を見ると、「こんなのあったな」と記憶を掘り起こされます。

ドラえもんラーメンもありました。
しょうゆ味とみそ味の2種類。
キャラクター商品まで年代ごとに残されているので、食品の歴史というより昭和・平成のパッケージ資料を見ているようでもあります。

2000年代まで来ると、見覚えのあるパッケージがかなり増えてきました。
ラ王やU.F.O.など、今も続いているブランドも並んでいます。

こちらは2009年前後。
つい最近の商品という感覚でしたが、こうして年代別展示の中に並ぶとすでに歴史の一部ですね。

壁を埋め尽くすインスタントラーメン。
離れて見ると、商品数の多さがさらに分かります。
チキンラーメン一つから始まり、これだけの商品へ広がったと思うとなかなかすごいものがあります。
安藤百福の像

館内には安藤百福の像もあります。
右手にはカップヌードル。
インスタントラーメンだけでなく、1971年にはカップヌードルも生み出した人物です。

近くから見るとかなり細かく作られています。
眼鏡まで立体的に再現されています。

手にしているカップヌードルも細部まで作り込まれていました。
チキンラーメンが生まれた「百福の研究小屋」

続いて「百福の研究小屋」。
安藤百福がチキンラーメンを開発した当時の研究小屋を再現した展示です。
立派な研究施設ではなく、木造の小さな小屋だったというのが意外でした。

小屋の中には作業台、製麺機、はかり、扇風機などがあります。
特殊な研究機器が並んでいるわけではなく、身近にありそうな道具ばかりです。

鍋や製麺機、調理器具なども当時の様子を再現して並べられています。
ここで試行錯誤を重ねながら、チキンラーメンが作られていったそうです。

竹のすのこの上には麺。
インスタントラーメンになる前の状態も再現されています。

そして麺を油で揚げて乾燥させる工程。
安藤百福は麺を高温の油で揚げる「瞬間油熱乾燥法」を考案し、お湯を注ぐだけで戻るインスタントラーメンを完成させました。
安藤百福の人生と発想を紹介する展示

壁面には安藤百福の人生を紹介する「安藤百福ヒストリー」。
若いころからチキンラーメンの発明、カップヌードルへとつながる出来事が時系列で紹介されています。

巨大なカップから麺が勢いよく飛び出したような展示もありました。
館内には単に歴史を読むだけでなく、安藤百福の発想や考え方を立体的に表現した展示がいくつもあります。
館内から横浜港を眺める

窓から外を見ると横浜港が広がっています。
館内を歩き回ったところで、ちょっと休憩。

少し方向を変えると横浜ベイブリッジも見えました。
手前には船が何隻も停泊しています。
ミュージアムそのものだけでなく、上の階からの眺めもなかなかいいです。
マイカップヌードルファクトリーを体験

「マイカップヌードルファクトリー」へ。
自分でカップをデザインし、スープと具材を選んでオリジナルのカップヌードルを作ることができます。
かなり人気があるようで、中は大勢の人でいっぱいでした。

まず専用のカップを購入します。1個300円でした。

購入したカップ。
側面にはほとんど何も描かれていないので、ここへ自分で絵や文字を書き込みます。

中はもちろん空っぽです。ここから麺、スープ、具材が入っていきます。

用意されているカラーペンを使ってカップをデザインします。
絵心はともかく、世界に一つだけのカップヌードルということで好きに描いていきます。

デザインが終わったら製造工程へ。麺をカップへ入れていきます。
通常なら上から麺を落としそうですが、実際のカップヌードルは麺を置いて、その上からカップをかぶせるという逆転の発想で作られています。

機械の中にはカップヌードルの麺がずらり。
ハンドルを回しながら、自分のカップに麺をセットします。

次はスープと具材選び。
コーン、ネギ、チーズなど、いろいろな具材が並んでいます。
好きな組み合わせにできるので、このあたりが一番迷います。

選んだ具材が入りました。
同じカップヌードルでも、選び方によって中身がかなり違います。

フタをしたカップに透明なフィルムをかぶせます。
市販品と同じような包装になっていきます。

フィルムをかぶせたカップが機械の中へ。
熱を加えてフィルムを密着させます。

機械の出口から出てきました。
これで見た目は普通の市販カップヌードルとほとんど変わりません。

完成。
自分で描いた絵がそのままパッケージになりました。
中身だけでなく外側まで自分仕様なので、ちょっと食べるのがもったいなくなります。

持ち帰り用の透明なエアパッケージへ入れます。
ポンプで空気を入れると、カップの周囲が膨らんで保護ケースになります。

赤いひもを付ければ完成です。
そのまま肩から下げて持ち帰れるようになっていました。
カップヌードルパークとワールド麺ロード

こちらは「カップヌードルパーク」。
子ども自身がカップヌードルの麺になり、製造から出荷までの流れを体を動かしながら体験するアスレチック施設です。
大人なので今回は外から見るだけ。

続いて「NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-」。
入口には東南アジアのトゥクトゥクが置かれています。
世界各地の麺料理を味わえるフードコーナーです。

中へ入ると雰囲気が一変します。
カラフルな椅子や屋台が並び、アジアのナイトマーケットを再現したような空間になっています。

国ごとに違った麺料理の屋台が並んでいます。
ミュージアムの中とは思えないくらい作り込まれています。

こちらで一杯食べてみました。
キムチや野菜がのった冷たい麺料理。
量は軽めなので、何種類か食べ比べるのにも良さそうです。

こちらはワカメとコーンが入った麺。
展示を見たあとに、そのまま麺を食べるというのもこのミュージアムらしいですね。
最後はミュージアムショップへ

最後にミュージアムショップへ。
チキンラーメンやカップヌードルに関連した商品、オリジナルグッズなどが並んでいます。
こちらもかなり混雑していました。

詰め替え用のカップヌードル「リフィル」や専用カップなども売られていました。
普通のスーパーではあまり見かけない商品も多く、おみやげを見るだけでも面白いです。
インスタントラーメンの歴史を見るだけの博物館かと思っていましたが、実際に来てみると展示、体験、食事までかなり内容が多い施設でした。
特に壁一面に並ぶ歴代のインスタントラーメンは圧巻で、自分が昔食べた商品のパッケージを探すだけでも楽しめます。
マイカップヌードルファクトリーで自分だけのカップヌードルを作れるのも、いい記念になりました。
このあとは日本郵船氷川丸と横浜マリンタワー方面へ向かいます。

今回訪れた場所
| 施設名 | カップヌードルミュージアム 横浜 |
| 住所 | 神奈川県横浜市中区新港2丁目3-4 |
| 撮影時期 | 2016年4月 |
| 主な展示・体験 | インスタントラーメン ヒストリーキューブ、百福の研究小屋、マイカップヌードルファクトリーなど |
| Webサイト | カップヌードルミュージアム横浜 公式サイト |
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