
ここ数日、寒さがぐっと増してきたので、しまっていた羽毛布団を取り出し、陰干しをしようと広げてみました。
すると──中央部分に羽毛がほとんど入っていない(赤いラインで囲っている部分)ことに気づいたのです。
この羽毛布団はニトリで購入したもので、使い始めてからちょうど5年ほど経ちます。
ここ数年、以前よりも暖かさが弱くなってきたと感じていたのですが、その原因がようやく分かりました。

羽毛布団の中央部分を拡大した画像です。中央の羽毛が左右へ移動してしまい、真ん中にはまったく羽毛が残っていない状態になっています。
茶色く見えるのが、わずかに残っている羽毛です。

羽毛布団は、羽毛がかたよらないように大きな四角いマス目で仕切られています。
ぱっと見ではそれぞれが独立しているように見えますが、縫い目の角の部分に少しだけ隙間があり、そこから羽毛が左右のマスに流れてしまったようです。

というわけで、この小さな穴から左右に片寄ってしまった羽毛を中央へ戻していきます。
区画の四隅にたまっている羽毛を指でそっと寄せ、穴の部分から中央に向かって押し出すように移動させます。

他の左右区画に片寄ってしまった羽毛も、同じ手順で少しずつ中央へ戻していきます。

布団の上下にあたる区画は、羽毛が移動する位置(赤い印の部分)が少し異なります。
画像の矢印の位置を確認しながら、注意して羽毛を移動させていきます。
これで無事に、羽毛が均等になりました。暖かさも購入時の状態に戻り、これで風邪をひくことがゆっくり寝れそうです。
因みに区画に繋がる穴は「ふくらみ・通気性・耐久性を両立するための設計上の工夫」が理由なんだそうです。
ニトリの羽毛布団で、中央・真ん中の部分だけ羽毛がない状態になっている方は、ぜひ今回の方法を試してみてください。