本を裁断してバラバラにし、スキャナーでパソコンに取り込むことで、パソコンやタブレットでも読めるようにしたいと思い、ドキュメントスキャナー「ScanSnap S1500」を購入しましたのでレビューします。
このスキャナーは、手で1枚ずつ読み取るのではなく、セットした紙を機械が自動で次々に送り込み、パソコンへ保存してくれるタイプです。
今回のように大量の紙（本のページ）を電子化したい場合でも、自動でどんどん読み込んでくれるので、短時間でPDF化できるのが大きな特徴です。
こちらが、Amazonから届いたScasnap S1500です。
ScanSnap S1500の同梱物一式を並べたところです。本体のほか、電源アダプター、USBケーブル、A3キャリアシート、セットアップCDなどが付属しています。
セットアップCDを起動すると、このようなインストール画面が表示されます。ScanSnap ManagerやOrganizer、OCRソフトなどをまとめて導入できます。因みにAdobe Acrobatも付属するので本格的なPDFの編集も可能です。
ソフトのインストールが進んでいる様子です。.NET FrameworkからOCRソフトまで順番にセットアップされ、終わればすぐにスキャンを始められます。
今回はこちらの雑誌を電子化してみます。
本をバラバラにする必要があるので、ホッチキスを外します。
これで雑誌がバラバラになりました。
裁断機で雑誌を半分に切り離しているところです。ページをバラバラにすることで、ScanSnapにそのままセットできるようになります。
裁断してバラした雑誌の状態。ページが1枚ずつになっているので、スキャナーの給紙トレーにそのままセットできます。
ScanSnap S1500にページをセットした状態。上部の給紙トレーに紙をまとめて置くと、自動的に1枚ずつ読み込みます。今回は雑誌をスキャンしている場面を撮り忘れたため、単行本をスキャンしている様子です。
スキャンが始まると、ページが下へ送り出され、短時間でPDFとして保存されます。
雑誌のようなツルツルした紙は、まれに重送（用紙が重なって読み込まれる）ことがありますが、ScanSnapの重送検知センサー(マルチフィード検出)が警告を出して、読み飛ばしを防いでくれます。
スキャンした本をiPadに表示した場面。高解像度液晶のため、文字もくっきり表示され読みやすいです。ページ送りもスムーズで、持ち歩きにも便利です。
左側は、電子化した本をiPadの本棚アプリに並べた様子です。表紙が一覧で見られるので、目的の方が探しやすいです。
右側は、スキャンしたページをマーカーでチェックしている画面で、紙の本より作業がしやすくなりました。
左側は、スキャンしたPDFをページ一覧で表示した画面です。下部にサムネイルが並ぶので、読みたいページへすぐに移動できます。
右側は、文字検索機能を使って、目的のキーワードに一致したページがリストアップされている場面です。紙の本ではできない便利な機能です。
最後に
ドキュメントスキャナ ScanSnap S1500を使ってみて、一番便利だと思ったのは「とにかく作業が早い」という点です。本を裁断してセットするだけで、自動でどんどん読み取ってくれるので、紙の束が一気にPDFへ変わっていきます。
また、iPadなどのタブレットに入れておけば、どこでも気軽に読める上、検索やマーカー機能も使えて紙の本より扱いやすくなりました。
場所を取っていた雑誌や単行本がスッキリ整理でき、読み返したい時もすぐに開けるので、電子化はとても便利です。
追記 2023/2/20
10年以上使って色々不具合が出てきたので、新しいスキャナを購入しました。
