
Windowsパソコン向けのゲーム配信サービス「Steam(スチーム)」で、ダウンロードしたゲームの保存先ドライブを変更する方法を紹介します。
「ゲームの起動が遅いのでHDDからSSDに移動したい」「あまり遊ばなくなったゲームをHDDに退避させたい」など、ゲームの保存先を変更したいときに役立つ内容です。
Steamのゲーム保存ドライブを変更する手順

ここでは、HDDに保存してあるゲーム「モンスターボーイ」を、別のドライブ(SSD)へ移動します。
Steam上部メニューの「ライブラリ」を開き、移動したい「① ゲーム名」の上で右クリックし、メニューの一番下にある「② プロパティ」を選びます。

画面が開いたら、左側のメニューにある「インストール済みファイル」をクリックします。

画面上部に、現在インストールされているドライブ名とゲームの容量が表示されます。
移動先ドライブの空き容量が十分にあることを確認したら、右側にある「インストールフォルダーの移動」ボタンをクリックします。

「コンテンツを移動」ウィンドウが表示されるので「① 移動先ドライブ」を選択します。選択後「② 移動」タンをクリックすると、ゲームデータの転送が開始されます。

移動を実行すると、指定した保存先ドライブへゲームデータのコピーが始まります。
もし「次のアプリのコンテンツの移動に失敗しました」と表示された場合は、次の項目で紹介する対処法を参考にしてください。

移動が正常に完了すると、「すべてのコンテンツは正常に移動されました」と表示されます。確認後「閉じる」ボタンをクリックしてウィンドウを閉じます。

移動が完了したあと、画面上部に表示されているドライブ名が「Windows10(C:)」に変わっているのを確認できます。
これで、ゲームデータの保存先が新しいドライブに変更されたことが確認できました。
Steamでゲームの移動に失敗する場合の対処法
「アプリ実行中」と表示されて移動できないときの対処法

このエラーは、移動しようとしたゲームが起動中のときに発生します。
実際には「次のアプリのコンテンツの移動に失敗しました:アプリ名:アプリ実行中」と表示されます。
まずはゲームを完全に終了してから、再度移動を試してください。画面にゲームが表示されていない場合でも、クラウド同期やバックグラウンドプロセスが動作中の可能性があります。
数十秒〜1分ほど待っても同じエラーが出る場合は、Windowsを再起動してからもう一度試してみてください。
「すでにフォルダーがあります」と表示されるときの対処法

このエラーは、移動先のドライブに同名のフォルダーがすでに存在しているときに発生します。
実際には「次のアプリのコンテンツの移動に失敗しました:アプリ名:すでにフォルダーがあります」と表示されます。
以前にそのドライブへゲームを保存していた場合、古いフォルダーが残っていることが原因です。
対処方法としては、エクスプローラーで移動先ドライブを開き、該当するゲーム名のフォルダーを手動で削除する必要があります。

Steamの初期設定では、ゲームデータは「C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\」フォルダー内に保存されています。
このエラーが出た場合は、エクスプローラーで上記の場所を開き、該当するゲーム名のフォルダーが残っていないか確認してください。
僕の場合、以前にCドライブへ保存していたゲームをDドライブへ移動し、再びCドライブへ戻そうとした際にこのエラーが発生しました。
確認してみると「Monster Boy and the Cursed Kingdom」というフォルダーが残っており、これが原因でした(日本語名ではなく英語表記なので、ゲーム名に近いフォルダーを探してみてください)。

「Monster Boy and the Cursed Kingdom」フォルダーの中には「imgui.ini」というファイルが1つだけ残っていました。
拡張子が「.ini」なので設定ファイルと思われ、中を確認したところ、上のような内容が記録されています。
このような一時的な設定ファイルのみであれば削除しても問題ありません。
不要なフォルダーを削除してから再試行する

先程の「① Monster Boy and the Cursed Kingdom」フォルダーの上で右クリックします。
サブメニューが表示されたら「② 削除」を選択してフォルダーを削除します。
削除後に再び「インストールフォルダーの移動」を実行すると、エラーが出ずに正常に移動できるようになります。

DドライブからCドライブへ移動した後、元の保存先(Dドライブ)を確認すると、ゲームフォルダーは自動的に削除されていました。
一方で、Cドライブ側には以前のフォルダーが残っており、これがエラーの原因となっていました。過去のSteamの仕様か、あるいは一時的な処理の違いによってフォルダーが残ることもあるようです。
「ディスクの空き領域が不足しています」と表示されるときの対処法

このエラーメッセージは、ゲームを移動しようとしたドライブの空き容量が不足している場合に表示されます。
実際には「次のアプリのコンテンツの移動に失敗しました:アプリ名:ディスクの空き領域が不足しています」と表示されます。
画面上部に表示されているインストールサイズが、移動先ドライブの空き容量を超えていないか確認してみてください。先ほど確認したゲームサイズは「5.09GB」だったため、移動先ドライブにはそれ以上の空き容量が必要です。
空き容量が足りない場合は、不要なファイルを削除して容量を確保するか、別のドライブを選びます。
また、ゲーム容量と空き容量が同じ数値の場合でも、実際にはわずかに不足することがあります。その際は、0.1GB(100MB)程度の余裕をもって空き容量を確保するのがおすすめです。
ゲームの保存場所をHDDからSSDに変えると、起動はどのくらい速くなる?
HDDからSSDに保存先を変えると、ゲームの起動時間はどのくらい短くなるのでしょうか。僕の環境では、CドライブがSSD、Dドライブが2.5インチHDD(5400rpm)という一般的な構成です。
今回は、実際にDドライブ(HDD)からCドライブ(SSD)へゲームデータを移動し、起動までの時間を比較してみました。
HDDでのゲーム起動時間を計測:タイトル画面が出るまで

Steamのランチャーから「プレイ」ボタンをクリックすると同時に、ストップウォッチをスタートし、タイトル画面が表示された時点で計測を止めました。
計測の結果、HDDではタイトル画面が表示されるまでに約21秒かかりました。
SSDでのゲーム起動時間を計測:タイトル画面が出るまで

SSDで同じ条件を計測した結果、起動時間はわずか11秒でした。HDDの約21秒と比べると、ほぼ半分のスピードです。まさに爆速!です。
なお、キャッシュの影響で測定結果が変わらないよう、Windowsパソコンを再起動してから再計測しています。
現在、HDDに保存している「Death Stranding」や「Ghostwire: Tokyo」などのゲームも、SSDに移動すれば同様に起動やシーン切り替えが大幅に短縮される可能性があります。
まとめ
というわけで、Steamでのゲーム保存先の変更方法、そしてドライブを切り替える手順について解説しました。
ゲームの起動が遅いと感じている方は、SSDを増設して保存先を移動させることで、起動時間や読み込み速度が大幅に改善されます。
環境を少し整えるだけで、プレイがぐっと快適になりますので、ぜひ試してみてください。
