
六義園・浜離宮恩賜庭園・旧芝離宮恩賜庭園の3つの庭園をはしごして散歩してきました。
まずは東京都文京区の六義園から。
園内は新緑がかなり鮮やかになり、赤い野点傘が緑の中でよく目立っていました。
ツツジが見頃の六義園を散歩

太い木の幹には、苔や小さなシダがびっしり。
少し近づいて見ると、幹そのものが小さな庭のようになっています。

園路ではセグロセキレイでしょうか、白黒の小さな鳥が歩いていました。
長い尾を上下に動かしながら地面を歩く姿が特徴的です。

紫色のモクレンも咲いていました。
花びらの外側は濃い赤紫色で、開いた部分から白っぽい内側が見えています。

新緑に覆われた藤棚。少しずつフジの花も咲き始めていました。

紫色のフジにはクマバチがやってきています。体は大きいですが、花から花へ忙しそうに飛び回っていました。
クマバチは見た目に反して比較的おとなしく、花の蜜や花粉を集めるハナバチの仲間だそうです。

木漏れ日の当たるところには、小さな黄色い花が点々と咲いていました。
暗い林床の中で、花の部分だけに光が当たっています。

大泉水の向こうには、赤やピンクのツツジが咲く藤代峠が見えてきました。
池の緑とツツジの色がきれいに分かれています。
この時期の六義園では、藤代峠の斜面を中心にツツジが庭園を鮮やかに彩ります。

藤代峠の周辺には、かなりたくさんの人が集まっていました。
赤、ピンク、白、紫と、斜面のあちこちでツツジが咲いています。

少し近づくとこんな感じ。斜面いっぱいにツツジの株が続き、花の色も一株ごとに少しずつ違っています。
ちょうど見頃の時期に来られたようです。

ツツジだけでなく、モミジの新緑もかなり鮮やかです。日差しを受けた若葉は、黄色に近い明るい緑色に見えました。

さらに藤代峠を見ながら歩いていきます。赤やピンクの花に新緑も加わり、春らしい色がぎゅっと集まった斜面になっていました。

新緑の中にある茅葺き屋根の「つつじ茶屋」。明治時代にツツジの古木を使って建てられた四阿で、戦災を免れて現在まで残っているそうです。
名前だけでなく、建物そのものにもツツジが使われているとはちょっと面白いです。

新緑に囲まれた小さな橋。水面にも木々が映り込み、少し日陰に入ると先ほどのツツジの斜面とは雰囲気が変わります。

淡いピンク色のツツジを近くから。細長く開いた花びらに、濃いピンク色の模様が入っています。

頭上にも新緑が広がっています。逆光になった葉が明るく透けていたので、ここでも一枚。

鮮やかな黄色いヤマブキも咲いていました。ツツジとはまた違う黄色が、園内の緑によく映えています。

水の中には大きな飛び石が並んでいました。石の上をたどって水辺を歩けるようになっていて、周囲には苔やシダも広がっています。

苔に覆われたところから、小さな丸い葉が伸びていました。
大きなツツジだけでなく、足元を見ているとこうした植物もいろいろ見つかります。

木々の下をさらに歩いていきます。右手には和風の建物が見え、芝生や大きな木も新緑に包まれていました。

地面からは大きなタケノコが顔を出していました。かなり太く、これから一気に伸びていきそうです。
春の庭園では、花だけでなくこんなところにも季節を感じます。
浜離宮恩賜庭園へ移動

六義園を出て、今度は東京都中央区の浜離宮恩賜庭園へ移動しました。
潮入の池の向こうには汐留の高層ビルが並び、日本庭園と都心の街並みが一緒に見えます。
浜離宮の潮入の池は、現在も東京湾の海水を取り入れている都内では珍しい池だそうです。

池の向こうに見えるのは「中島の御茶屋」。潮入の池に浮かぶ中島に建てられていて、池の岸とはお伝い橋で結ばれています。
現在の建物は、江戸時代の御茶屋をもとに1983年に再建されたものだそうです。

少し角度を変えて、中島の御茶屋とお伝い橋を撮影。その後ろには汐留の高層ビルがずらりと並んでいます。

浜離宮では八重桜がまだきれいに咲いていました。
淡いピンク色の花びらが何重にも重なり、一輪でもかなりボリュームがあります。

こちらも八重桜を近くから。白に近い花と淡いピンク色の花がまとまって咲いています。
浜離宮には多くの桜の品種が植えられているため、ソメイヨシノが終わったあとも遅咲きの桜を楽しめるそうです。

こちらは花が丸い房のようになった八重桜。
一つの枝先に花がぎっしり集まり、遠くからでもかなり目立ちそうです。

藤棚では紫色のフジが咲き始めていました。
木製の棚の向こうには高層ビルがそびえ、ここでも庭園と都心らしい景色が一緒に見えます。
旧芝離宮恩賜庭園へ移動

続いて東京都港区の旧芝離宮恩賜庭園へ移動しました。こちらでもフジが咲いています。
薄紫色の花房がたくさん垂れ下がり、ちょうど見頃に近づいているようです。

鮮やかな紫色のシランも咲いていました。シランは漢字で「紫蘭」と書くランの仲間で、名前もそのまま紫色の花に由来するそうです。

こちらは紫色のアヤメでしょうか。細長い葉の間から濃い紫色の花が立ち上がり、つぼみもたくさん付いていました。

園内はここでも新緑の季節。モミジをはじめ、さまざまな木の若葉が鮮やかになっています。

石灯籠越しに園内の池を眺めます。手前には紫色の花も咲き、石橋や芝生まで見渡せました。

池の周りを歩いていきます。
旧芝離宮恩賜庭園は大きな池と石組、松の景色が多く、先ほどまでの2つの庭園とはまた違った雰囲気です。

新緑に囲まれた園路。街のすぐそばにある庭園ですが、中へ入ると木々の緑がかなり多いです。

丸く刈り込まれたツツジも満開。濃いピンク色の花が株を覆うように咲いていました。

あずまやの周囲にもツツジが咲いています。
その向こうには浜松町周辺のビルが見え、ここも都心の庭園らしい景色です。

草の間には紫色の小さな花も咲いていました。花や葉の形を見ると、ミヤコワスレのように見えます。
大きな花ばかり見ていると見逃してしまいそうなサイズです。

石の周囲には細かな苔が広がっています。近くから撮ると、緑色のじゅうたんのように地面を覆っていました。
ボタンが咲く旧芝離宮恩賜庭園

園内にはボタンもたくさん咲いていました。大きな花の上には和傘が立てられ、春らしい華やかな景色になっています。

大きなピンク色のボタンを近くから撮影。何枚もの花びらが重なり、一輪だけでもかなりの大きさです。

赤やピンクのボタンが斜面に並んでいました。和傘が点々と立っているので、少し離れたところから見てもかなり華やかです。

こちらもピンク色のボタン。花びらの縁が細かく波打ち、中心に向かうほど色が濃くなっています。
思っていた以上に大きな花です。

少し離れてボタンの咲く一帯を撮影。赤、ピンク、白といろいろな色があり、写真を撮っている人の姿も見えます。

和傘の下には濃い赤色のボタン。日差しを受けた花びらが鮮やかで、周囲の緑との色の差がかなりあります。

淡いピンク色の八重桜もまだ咲いていました。花がいくつもまとまって枝から垂れ下がり、かなり密集しています。

最後に見つけたのはソテツ。松やモミジが多い日本庭園の中では、南国っぽい姿がかなり目立ちます。
六義園では満開のツツジと新緑、浜離宮恩賜庭園では八重桜、旧芝離宮恩賜庭園ではフジやボタンなど、同じ日でも庭園ごとに違った春の景色を見ることができました。
3つの庭園を一日ではしごするとさすがに歩きますが、それぞれ雰囲気が違うので、次々と見て回るのもなかなか面白いです。
今回の散歩スポット
| 施設名 | 旧芝離宮恩賜庭園 |
| 住所 | 東京都港区海岸1-4-1 |
| Webサイト | https://www.tokyo-park.or.jp/park/kyu-shiba-rikyu/ |
読んだ感想を教えてください
気に入ったボタンを押してください。複数選択できます。もう一度押すと取り消せます。
