
東京都国分寺市にある殿ヶ谷戸庭園へ新緑を見に散歩してきました。
園内では木々の若葉が鮮やかになり、八重桜やボタン、フジなど春の花もいろいろ咲いています。
まずは入口近くにあった、春の草花を集めた小さな植栽から見ていきます。
新緑と春の花を見ながら園内を散歩

淡いピンク色の八重桜が咲いていました。花びらが幾重にも重なり、枝から丸い花のかたまりが下がっています。
新緑を背景にするとピンク色がよく目立ちます。

こちらは濃い赤紫色のボタン。大きな花びらが何重にも重なり、一輪だけでもかなりの存在感があります。

真っ白なボタンも咲いていました。中央の黄色い雄しべまでよく見えます。
先ほどの赤紫色とはずいぶん印象が違います。

こちらはこれから開きそうなボタンのつぼみ。
先端から少しだけピンク色の花びらが見えていました。

少し離れて見ると、赤紫や白のボタンが何株も植えられています。
まだつぼみの株もあり、これから咲く花も多そうです。

頭上にはイロハモミジの新緑が広がっています。
日差しを受けた若葉が明るく透けていて、見上げると一面が緑色です。

園内の大芝生。大きな木々がゆったりと枝を広げ、足元には芝生が続いています。
国分寺駅のすぐ近くとは思えないほど緑の多い場所です。

木陰では地面を苔がびっしり覆っていました。
小さな赤茶色の部分も点々と見え、近づいてみると細かな変化があります。

大芝生の周りをさらに歩きます。太い幹から枝が大きく横へ伸び、木陰もずいぶん広くなっています。

少し離れたところから大芝生を振り返って撮影。奥には殿ヶ谷戸庭園の本館も見えます。
明るい芝生と木々の緑が広がる、開放的な場所です。
藤棚と萩のトンネル

藤棚では、薄紫色のフジが咲いていました。太い幹や枝が棚いっぱいに広がり、そこから花房が垂れ下がっています。
このフジは岩崎家が別邸として使っていた時代から残っているものだそうです。

木陰には猫もいました。草の間からこちらをじっと見ています。こんなところでも一枚。

先ほどのフジを近くから撮影。薄紫色の花に濃い紫色と黄色が入り、一つひとつを見るとかなり複雑な色をしています。

こちらは長く続く「萩のトンネル」。この時期はまだ枝や若葉が少なく、骨組みがよく見えています。
秋になると萩がトンネルを覆うように伸び、紫色の小さな花を咲かせるそうです。

白いシャガも咲いていました。花びらには黄色と紫色の細かな模様が入り、縁は細かくギザギザしています。
少し変わった形なので、小さくても目を引く花です。
竹の小径から次郎弁天池へ

竹の小径へ入っていきます。右側にはまっすぐ伸びたモウソウチクの竹林、左側には新緑の木々が広がっていました。

鮮やかなピンク色のキクモモも咲いていました。細長い花びらがたくさん集まり、普通のモモとはずいぶん違った姿をしています。
名前の通り、菊の花のように見えるのが面白いです。

こちらはオレンジ色のボケ。枝に沿うように花がいくつも咲き、緑の中でかなり鮮やかです。

竹林の足元からはタケノコが顔を出していました。隣に立つ太いモウソウチクと比べると、まだずいぶん小さいです。
ここから短い間に一気に伸びていくのでしょうね。

竹林の脇から石段を下っていきます。ここまでの明るい大芝生とは違い、だんだん木陰が多くなってきました。

竹林とイロハモミジの新緑。日差しの当たる若葉がかなり明るく、竹林の濃い緑との色の違いもよく分かります。

崖下まで下りると、湧水が流れる場所に出ました。浅い流れの中には平たい石が並び、周囲にはシダや苔が生えています。
殿ヶ谷戸庭園は国分寺崖線の高低差を利用し、崖下から湧き出す水を庭園に取り入れているそうです。

次郎弁天池の周辺へ。斜面にはモミジをはじめとした木々が広がり、上の大芝生とはかなり雰囲気が変わりました。
明るい芝生から静かな湧水池へ景色が切り替わるのが、殿ヶ谷戸庭園の特徴のひとつだそうです。

岩の間を小さな滝が流れ落ちています。上の斜面には紅葉亭が見え、石段がその横を上へ続いていました。
この辺りは湧水を生かした滝石組になっているそうです。
紅葉亭と次郎弁天池

こちらが「紅葉亭(こうようてい)」。新緑のモミジに囲まれた数寄屋造り風の茶室です。
名前の通り、秋にはここから池周辺の紅葉を眺められるそうです。

木々の間から次郎弁天池が見えます。周囲はモミジの新緑に覆われ、池のほとりには松や石組も配されています。
この池の水源となる湧水は、昔「次郎弁天の清水」と呼ばれていたそうです。

紅葉亭の中から外を眺めるとこんな感じ。柱と屋根に切り取られた新緑が、ちょうど額縁のように見えます。
ここはしばらく座って眺めていたくなる景色です。

少し角度を変えて紅葉亭を撮影。大きな木の幹が建物のすぐ横まで伸び、周囲の木々の中に溶け込むように建っています。

紅葉亭の軒先には鎖樋(くさりどい)が下がっていました。雨水を鎖に沿わせて下へ流すためのもので、こうした細かなところも和風の建物によく似合います。
新緑と一緒に一枚撮ってみました。

最後は竹筒から石の水鉢へ流れる水。周囲には苔も広がり、水の流れる音まで聞こえてきそうな場所です。
殿ヶ谷戸庭園は、八重桜やボタン、フジなど春の花だけでなく、大芝生の明るい新緑から竹林、湧水の流れる次郎弁天池まで、歩くにつれて景色が大きく変わる庭園でした。
特に崖を下りた先に突然現れる池と紅葉亭の景色が印象に残りました。
今回の散歩スポット
| 施設名 | 殿ヶ谷戸庭園 |
| 住所 | 東京都国分寺市南町2-16 |
| Webサイト | https://www.tokyo-park.or.jp/park/tonogayato/ |
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