
川崎市川崎区の大師公園にある中国庭園「瀋秀園(しんしゅうえん)」へ、梅を見に散歩してきました。
3月に入り、園内では紅梅や白梅がきれいに咲いています。
大師公園には何度も来ていますが、この一角だけは周囲と雰囲気がまったく違い、中国に来たような景色が広がっています。

入口の両側には白い獅子像があります。
この獅子像も中国・瀋陽市から贈られたもので、左右一対になっています。
大師公園にある中国庭園「瀋秀園」

瀋秀園は、川崎市と中国・瀋陽市の友好都市提携5周年を記念して造られ、1987年にオープンした中国式の自然山水庭園です。
「瀋」は瀋陽市、「秀」は美しいという意味で、「瀋陽市の素晴らしい景色を集めた庭園」という意味が込められています。
入口を進むと、中央に穴の開いた独特な形の「太湖石(たいこせき)」が置かれています。
中国の太湖周辺で採れる石で、こちらも瀋陽市から贈られたものです。

門を抜けると、目の前に大きな池と鮮やかな中国建築が現れます。
黄色い瓦屋根、赤い柱、白い石橋が池の水面に映っています。

池の向こうには紅梅と白梅が咲き、そのさらに上には中国風の東屋が見えます。
高台に建っているのは「攬翠亭(らんすいてい)」で、瀋秀園の中で最も高い場所にある建物です。

池に沿って赤い柱の回廊が続いています。
建物の中を歩きながら池や庭園を眺められるようになっていて、見る場所によって景色が次々に変わります。

屋根の両端が大きく反り上がった、中国らしい形の建物です。
黄色い瓦と赤い柱の組み合わせが青空によく映えます。

こちらは「知春亭(ちしゅんてい)」です。
建物から庭園を眺めることができ、正面には梅や池、その奥には高台の攬翠亭が見えます。

近くで見ると、柱や梁には細かな模様が描かれています。
赤、青、緑、金色などを使った鮮やかな色彩で、建物そのものを見て歩くだけでも楽しめます。

建物の天井を見上げてみます。
梁だけでなく、屋根の内側まで細かな装飾が施されています。

梁には花や鳥、風景などの絵も描かれています。
知春亭では「春」をテーマにした装飾を見ることができます。

こちらには花と昆虫が描かれていました。
かなり細かいところまで絵が入っているので、建物の下ではついつい上ばかり見てしまいます。

池には小さな石橋も架けられています。
池や橋、岩、建物、植栽を回遊しながら眺められるように造られています。
瀋秀園に咲く紅梅と白梅

この時期の目当ては梅です。
池のほとりでは紅梅がたくさんの花を咲かせています。
赤い柱と黄色い屋根を背景にすると、いつもの公園で見る梅とはまた違った雰囲気になります。

紅梅を近くから撮影。
濃いピンク色の花がかなり開いていました。

枝を大きく広げた紅梅です。
池の水面まで枝が伸び、中国庭園の風景によく馴染んでいます。

池の向こう側、高台には攬翠亭が見えます。
庭園内には高低差があり、低い場所の池から高台まで歩いて回れるようになっています。

池に架かる橋の周囲では、紅梅と白梅が一緒に咲いていました。
3月上旬ということもあり、梅はちょうど見頃といったところです。
高台から瀋秀園を眺める

高い場所まで上って庭園を見下ろしてみました。
中央に池があり、その周囲を黄色い屋根の回廊や建物が囲んでいることがよく分かります。
庭園の面積は約4,300平方メートルあり、見た目以上に広さがあります。

高台の周辺には竹も植えられています。
中国建築だけでなく、岩や竹、樹木を組み合わせて庭園全体の景色が造られています。

今度は白梅です。
黄色い瓦屋根と赤い柱の前に白い梅が咲き、紅梅とはまた違った景色になっています。

白壁には形の異なる窓が設けられ、窓越しにも庭園が見えるようになっています。
水面に映った白壁と黄色い瓦もきれいです。

池の一角には、大きな石を並べた飛び石もあります。
こうした細い園路を歩きながら、池の反対側へ移動できます。

風が弱い場所では、水面に建物や梅の木が鏡のように映っていました。
赤い柱や黄色い屋根が水面にも続いて見えます。

紅梅と白梅が並んで咲く場所では、カメラで梅を撮影している人もいました。
中国庭園の建物を背景に梅を撮れるので、写真を撮る場所には困りません。
園内の梅を見ながらさらに散歩

園内には何本もの梅が植えられています。
こちらは濃いピンク色の紅梅です。

青空を背景に紅梅を撮影。
枝にはまだつぼみも残っていますが、かなり多くの花が開いています。

こちらは白梅。
青空に白い花がよく映えます。

かなり大きな白梅の木です。
枝全体に花が咲き、この日見た中でも特に見栄えのする一本でした。

少し離れて見ると、白梅の向こうに池や橋、中国風の建物が重なって見えます。
瀋秀園ならではの梅の景色です。

白壁と黄色い瓦を背景に咲く白梅。
建物の窓から反対側の庭園が見える造りも面白いです。

白梅をさらに近くから。
花びらの中央から細いおしべがたくさん伸びています。

少し離れて見ると、白梅の枝ぶりの良さがよく分かります。
真っ白な壁と黄色い瓦を背景にすると、梅の花も一段と目立ちます。

最後に池の反対側から庭園を眺めます。
池の周囲には紅梅と白梅が咲き、その奥の高台には攬翠亭が見えます。
瀋秀園は大師公園の一角にありながら、門を一歩入るだけで周囲とはまったく違った景色になるのが面白い場所です。
今回はちょうど梅が見頃を迎えていて、中国式庭園の建物と紅白の梅を一緒に楽しむことができました。
川崎大師へ出かけた際に、大師公園まで少し足を延ばして散歩してみるのもおすすめです。
今回の散歩スポット
| 施設名 | 大師公園 瀋秀園 |
| 住所 | 〒210-0815 神奈川県川崎市川崎区大師公園1 |
| 入園料 | 無料 |
| 主な見どころ | 中国式庭園、太湖石、知春亭、攬翠亭、池、梅など四季の植物 |
| Webサイト | 大師公園 瀋秀園 |
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